今回は英語が話せないことがコンプレックスだった私が思う「英語学習で大切なこと」について書きたいと思います。
恥ずかしながら、私の高校時代の英語の偏差値はなんと40。そこから猛勉強の末に外国語学部の英語学科に進学し、今は映像翻訳の仕事をしています。といっても、実は学生時代はリスニングとスピーキングが大の苦手でした。
結局大学在学中にカナダのバンクーバーへ留学し、４カ月程である程度英語が話せるようになりました。中学・高校・大学と約10年間英語を勉強しても全然話せなかったのに、なぜこの４カ月で劇的に変わったのでしょうか？帰国後も英語力を落とさず上げることができた方法とは？
今回は特に留学しなくても、日本にいながら実践できる方法にフォーカスしていきたいと思います。
[quads id=1]
なぜ４カ月で英語が話せるようになったのか？
中学・高校・大学と約10年間英語を学んだとはいえ、インプットばかりの10年間でした。留学を決意したのは、英語学科なのに英語が話せないというコンプレックスを解消するため。英語が話せないまま大学を卒業することに納得ができなかったんですよね。
留学中はアイルランド人家族の家にホームステイをし、９時から４時までフルタイムで語学学校に通いました。学校では「イングリッシュオンリーポリシー」があり、英語以外の言語を話すことが禁止されていました。
学校へ行く前は予習をし、学校の後は外国人の友達と出かけてスピーキングにフォーカスし、帰宅後も家族と英語で話したり、その日の復習をする。そんな生活を続けていました。英語漬けで頭が痛くなるなんてこともありました。
でも覚えた単語やフレーズをメモして使う、そんなことを繰り返しているうちに４カ月たった頃には言いたい事がスムーズに口から出てくるようになりました。
今までインプットしてきたものをアウトプットする場が増えて、点と点が線で繋がった感じでした。ちょうどその頃、英語をペラペラ話す夢を見たことを今でも鮮明に覚えています。
英語を勉強する中で１番大切なこと
インプットとアウトプットのバランス
一人で勉強しているとリーディングやリスニングがメインになり、ついインプットばかりに偏ってしまっていませんか？
道で外国人に話しかけられて、言っていることは理解できるのに言葉が出てこなかったり、本は読めるのに論文やビジネスメールが書けない。これはスピーキングとライティングというアウトプットの時間が圧倒的に足りないからです。
特に私が学生のときは、文法やリーディングの授業が中心でスピーキングの時間はとても少なかったように思います。
もちろんインプットせずにアウトプットすることはできませんから、「インプット→アウトプット」ひたすらこの繰り返しをしていくことになります。どちらもバランスよく行うことが大切です。
どうやってアウトプットしたらいいのか？
外国人と働く
日本でも外国人と働ける環境は沢山あります。お客さんの大半が外国人のホテルやホステル、アイリッシュパブやイングリッシュパブなどです。こういった場所は外国人のお客さんに対応できるように、スタッフも外国人を雇っているところが多いです。
私も浅草のホステルや品川のアイリッシュパブでスペイン人、イギリス人、オーストラリア人などと共に働きました。気が付けば店内の８割が外国人のお客さんということもよくありました。当時は英語が全然話せず大変でしたが、カタコト英語でもコミュニケーションをとろうとしたり、勉強するモチベーションアップにもなりました。
外国人とシェアハウスに住む
留学後に語学力を落とさないために、ゲストハウスで住み込みアルバイトをしました。スタッフは半分くらい外国人、ゲストは９割外国人で、英語を使う機会が沢山ありました。
就職後はシェアハウスに移りました。私が選んだシェアハウスは入居者の半分は日本人、半分は外国人というルールがあるシェアハウスでした。シェアハウスなら仕事をしていても住めるし、帰宅後は入居者と英語でコミュニケーションをとるという形で自然と英語学習の時間を確保できます。
映画のセリフをリピートする
映画やドラマに出てくるセリフほど日常会話で使えるフレーズはありません！実際、そういうフレーズを街中でも耳にするし、ネイティブの友達が言っていたりします。
使えそうなフレーズを見つけたらその場でリピートしてみたり、メモしていきましょう。ここで重要なのは、自分で口に出して言ってみること。メモしただけでは使いたいときに、とっさに出てきません。すらすら言えるまで、何度も何度も口に出してみましょう。
まとめ
【英語が話せるようになりたい人必見】英語学習で大切なこと、いかがでしたか？
日本人は学校で沢山インプットしているのに、話せないのはとてももったいないなと思い、今回記事にしてみました。アウトプットの配分も意識しつつ勉強すると、効率よく英語が学べて話せるようになると思います。
日本でも実践できる方法、ぜひ試してみてくださいね。
